下部消化管検査


~一般に大腸ファイバーと呼ばれ、CFとも言われます~

肛門から内視鏡を挿入し、直腸を含む大腸全体と小腸の一部までを直接観察する検査です。
大腸と小腸の最終部分(回腸終末部)におこる癌やポリープ、炎症などの診断や治療を目的に
行われます。

■ポリープ切除術あるいは粘膜切除術について
検査中に大きさ5㎜以上の腫瘍性病変が発見された場合、ただちに病変全体を切除させて頂くこと
があります。
大腸腫瘍性病変の場合、良性腫瘍(腺腫)の一部に癌が存在することが少なくありません。
したがって腫瘍のごく一部だけを採取(生検)し、細胞レベルの顕微鏡検査を行っても良性部分だけ
を見てしまい、癌を見落とす可能性があります。
そこで、癌の可能性が十分に考えられる5㎜以上に大きな病変に対しては、取り残すことなく、
まるごと切除することによって、確実な診断と治療を同時に行う必要があります。
普通のポリープはポリープ切除術によって治療します。しかし、平べったいもの(扁平型)や凹んだ
もの(陥凹型)、あるいは癌の可能性が高いものには粘膜切除術を行い、周囲の正常部分を含めて
やや大きく切除します。
ほとんどのポリープは外来通院で安全に切除できますが、2㎝以上の大きな病変の場合には入院の
上での切除が必要になることがあります。

<検査の流れ・注意事項>

★ 検査前日
普段と同じ食事をして下さい。ただし、こんにゃく、ひじき、わかめ、もやし、えのき茸など
消化の悪いものは控えて下さい。
また、昼すぎからは十分に水分をとるようにして下さい。
夕食は午後7時までにお済ませ下さい。
午後8時にマグコロールP1包を約150mlの水で溶かしてお飲み下さい。
午後9時にコップ1杯以上の水でプルゼニド2錠を服用して下さい。
便秘の方には検査前日に便が出来にくくなる検査専用の食事を食べて頂く場合があります。
更に、便秘の程度によっては検査の3日前より下剤を服用して頂く場合もあります。
詳しくは検査予約の際に御相談下さい。

★ 検査当日
朝と昼は絶食になります。但し、水、お茶などの糖分を含まない透明な飲み物は飲んで
頂いて結構です。
午前中にコップ1杯以上の水でガスモチン2錠を服用して頂きます。

クリニックに来院後、2リットルの水薬を飲んで頂きます。
(クリニックで以前に大腸内視鏡検査をお受けになったことがあり、2回目以降の検査の方は、
ご自宅で飲んで頂きますが、場合によってはクリニックで飲んで頂く事もあります。)
 
正午すぎから検査開始。
前処置が済んだ人から検査開始となります(予約順ではありません)。
便がきれいにならない場合には、浣腸をさせて頂くこともございます。 
夕方までかかることも予想されますので、時間には十分余裕を持ってお越し下さい。

★ 検査終了後
普通の検査だけの場合には特に注意や制限はありません。
粘膜の一部を採取して(生検)、細胞レベルでの検査を行った場合には、当日の飲酒を
止めて頂き、出血防止の薬を3日間服用して頂きます。
大きさが5㎜以上の腫瘍性ポリープなどが発見された場合には、その場で直ちに病変全体を
切除することがあります(ポリープ切除術あるいは粘膜切除術)。
切除後には約1週間の食事制限、飲酒制限、運動制限などがあります。

<料金>

もちろん健康保険の対象ですが、かなり高額な医療になります。
保険診療3割負担の方で検査料のみでは約6,000円位です。
但し、確定診断のため組織を採取(生検)した場合、1臓器につき別途に約5,000円位かかります。
ポリープ切除術や粘膜切除術等の手術を行った場合にはより高額となり、1つのポリープを切除した
だけでも約20,000円、3ヶ所以上にポリープがあり、切除を行った場合だと25,500円程度になります。
その他、初診料や血液検査、お薬が処方される可能性もありますので、30,000円~40,000円程度は
御用意下さい。

※ 但し、大腸ポリープ切除や粘膜切除等の手術をお受けになった場合には、生命保険に加入されていた場合、保険金の給付対象となることがあります。   

その点については一度、生命保険会社の担当者に御相談下さい。   

給付対象であれば当クリニックから証明書を発行させて頂きますのでお知らせ下さい。

                     (有料:4,000円 消費税は別途頂戴致します)