ペプシノゲン法による胃ガン検診について

◆ ペプシノゲン法とは?
ペプシノゲン法とは血液中に存在し、胃酸の分泌に関係するペプシノゲンⅠとペプシノゲンⅡを測定することによって、「胃の粘膜の老化現象」である萎縮性胃炎の程度を判定する方法です。

◆ ペプシノゲン法陽性の意味は?
陽性と判定された場合には慢性胃炎の一種である萎縮性胃炎が進行しています。萎縮性胃炎とは「胃の老化現象」であり、老化が進めば進むほど胃ガン(特に分化型腺癌)が発生する可能性が高くなります。

◆ 陽性と言われたら、どうすればいいのでしょうか?
「ペプシノゲン法陽性」が直ちに「胃ガンの存在」を表すものではありません。
しかし「ペプシノゲン法陽性」の場合、胃粘膜の老化が進んでおり(萎縮性胃炎)、その結果として胃ガンになる可能性が高くなります。
したがって、「ペプシノゲン法陽性」と言われたら、胃ガンができたとしても早期に発見・治療するために胃カメラ(内視鏡検査)を1年に1度は受けて下さい。
胃カメラはバリウムを使ったX線検査とは違い、実際に胃の中を鮮明に映し出すことができ、疑わしい病変があれば組織検査(ガン細胞がないかを調べる顕微鏡検査)も可能です。
早期ガンであれば大きな手術をしなくても内視鏡で切り取ってしまうことも可能です。
「早期発見、早期治療」が重要です。

◆ 胃カメラは1回受ければ大丈夫?
まずは一度、胃カメラを受けてみて下さい。その診断結果にもよりますが、多くの患者さんが萎縮性胃炎と診断されるでしょう。この胃炎は薬などでは治らず、加齢とともに進行します。そうなれば当然、胃ガンが発生する確率も年々高くなります。
「早期発見、早期治療」のために1年に1度、胃カメラを受けて頂くのが理想的かと思われます。