細胞の検査を行った場合

胃や食道の細胞の検査を行った場合

胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)は口から内視鏡を挿入し、食道~胃~十二指腸を観察して潰瘍や癌などの診断を行う検査です。

基本的な胃カメラ検査(観察のみ)を行った場合、診療報酬として約1,300点となり、3割負担の方で約5,000円のお支払いとなります。これは他の医療機関に比べると800円程度高いかもしれません。
この差は、患者様に苦痛なく検査をお受け頂くための睡眠導入剤や、大きさ3mm程度の非常に小さな癌でも発見できるようにするために観察の妨げとなる胃内のネバネバとした粘液を除去する薬剤の費用分であり、言い換えれば「検査の質・クオリティを高くするため」の費用です。

また何らかの異常が認められ、癌などとの明確な区別を行うために細胞レベルでの顕微鏡検査を行った場合には診療報酬として1,690点から2,880点程度が加算され、金額として3割負担の方で5,070円から8,640円程度の加算となります。
加算が1,690点なのか、2,880点なのかは顕微鏡検査を行った臓器の数で決まります。
例えば、「食道」と「胃あるいは十二指腸」の何れか1つから顕微鏡検査を行った場合には約1,690点になります。
「食道」と「胃あるいは十二指腸」の両方から顕微鏡検査を行った場合には約2,880点になります。

より詳しく観察するために胃や食道に色素液を注入した場合には診療報酬として60点が加算されます(3割負担の方で180円の加算)。

ヘリコバクター・ピロリ(いわゆるピロリ菌)の有無を確認した場合には約200点が加算されます(3割負担の方で約600円の加算)。

さらに検査終了後に睡眠導入剤の影響が強く残っていた場合には、目覚めを良くする薬剤を投与することがあり、この薬剤の薬価は329点であり、3割負担の方で約1,000円の加算となります。

要するに3割負担の方で基本費用5,000円、最大限に加算された場合には合計で約14,500円の御負担が必要になります。

なお、肝炎ウィルスや梅毒などの感染症の有無によって使用する内視鏡を選択したり、内視鏡の消毒方法を検討するために検査前に血液検査を行う場合があります。この場合には診療報酬上約400点、3割負担の方で約1,200円の御負担が必要となります。